1 運動に関する療育プログラム
運動に関する療育プログラムは、身体の基礎能力を身につけることを目的としています。イメージ通りに体を動かすことができるようにし、そのなかで行動力や判断力などを総合的に身につけることも可能です。全員に同じ内容を提供するのではなく、得意・不得意でグループに分けて別途プログラムを作成します。運動が苦手な子に対しては、成功体験を積み上げていけるものを検討し、達成感を得やすい内容にしてあげます。
運動に関する療育プログラムの例
2 音楽に関する療育プログラム
音楽に関する療育プログラムでは、感受性の向上や表現力を育みます。音楽を聴くことにはリラックス効果もあるので、心を落ち着かせる効果が期待できるのも特徴です。
施設によっては、音楽と運動を掛け合わせたプログラムを提供しているケースもあり、他の内容と組み合わせやすいのも音楽療育の大きな特徴と言えます。リラックス効果を得ることができる反面、子どもによっては音がストレスになってしまうことも珍しくありません。とくに聴覚過敏の子どもにとっては負担が大きくなるため注意が必要です。子どもの特性をしっかりと把握し、どの程度の音楽なら受け入れられるか様子を見ながら無理のない範囲で進めていきます。
音楽に関する療育プログラムの例
3 学習に関する療育プログラム
学習に関する療育プログラムは、文字や数字の読み書き・計算などを中心としたプログラム内容で、主に学校などの教育機関での生活をスムーズに行うための支援です。学力の向上を重視するのではなく、先生の話を聞き取る・勉強を集中して行うことなどを学びます。他のプログラムと比較すると、学習に関する療育は得意・不得意が顕著にあわられやすいのが特徴です。
集中力が続かない子どもには、短時間で終了できる内容にすることで、ストレスにならずスムーズに支援が行えます。集中力を持続できる子どもの場合は、しっかりとワークシステムを構築し、自身が得意としている分野に積極的に取り組めるようにしていきます。
学習に関する療育プログラムの例
4 コミュニケーションに関する療育プログラム
コミュニケーションに関する療育プログラムは、言葉を話したり理解したりするだけでなく、表情・言葉のイントネーション・うなずきなどの動作・会話のキャッチボールなど、トータル的なコミュニケーション能力を養うことが目的です。
コミュニケーションのみに特化したプログラムはあまりなく、以下のような内容を他の療育と掛け合わせて行います。
コミュニケーションに関する療育プログラムの例
5 生活に関する療育プログラム
生活に関する療育は、日常生活を送るうえで必要なスキルを身につけることを目的としており、その延長には自立した生活が送れるようにすることも見据えています。
生活に関する療育プログラムの例
ご利用料金
負担上限月額
ひと月に複数回ご利用の場合は世帯収入によってお支払いいただく上限が設定されます。
※市町村によって特例措置もありますので詳しくはお住まいの役所へご確認ください。
世帯の収入状況 | ご負担額 |
---|---|
生活保護受給世帯 | 0円/月 |
税非課税世帯 | |
税課税世帯(約900万円以下) | 4,600円/月 |
世帯所得(約900万円以上) | 37,200円/月 |
これから受給者証を申請される方は、課税証明書をご準備ください。
ご利用料金の目安
1回あたりの利用料は1,100円前後になります。
放課後等デイサービスの利用料金は、1割を自費でお支払いいただき、9割は都道府県・市町村を負担しています。
※4,600円の場合